パラチオンメチル

北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件で、マレーシアの捜査関係者は2017年2月23日、正男氏の遺体から微量の毒物の成分が検出されたと公表しました。

関係者によると、検出されたのは「パラチオンメチル」とみられる物質で、目や鼻の粘膜から入ると死に至る可能性があるそうです。

実行犯とされる女2人はクリーム状の物質を正男氏の顔に塗りつけたと供述しており、これがパラチオンメチルだった可能性があります。
ただ、検出された物質が死因につながったかどうかはまだはっきりしておらず、捜査当局は慎重に調べを進めているようです。
※2月25日に新たに「VX」が検出されたと報道がありました。
「パラチオンメチル」とは一体、どんな物質なのでしょうか。
農薬・殺虫剤に含まれる、無色または白色の固体で、世界保健機関(WHO)では、極めて危険とされる毒性等級(Ia)に、ロッテルダム条約では極めて有害に分類されています。

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