約7メートル離れた場所にある「フーテンの寅像」(1999年完成)を見送るように立っています。
台座には山田洋次監督のメッセージが刻まれています。
下記に、管理人が、朝日新聞DIGITAL動画より読み取ったメッセージの抜粋を記載します。
-ある別れ
さくらは失恋して旅に出る寅を駅まで
見送ることにする
「いいんだよ、いそがしいんだろお前」と
言いながらもその思いやりが
みにしみるほど寅は傷ついていた
駅前でさくらは立ち止まる
「それじゃお兄ちゃん身体に気をつけてね」
「あゝ」と無造作にうなずいて駅舎に 向かう寅の足がふと止まりふり返る
「おい」
「なあに」 「満男に一生懸命勉強しろと言っとけよ」
若い頃には、コメディ映画としてしかとらえることが出来なかったのですが、年を重ねるうちに、その裏にある悲しさや、人情を感じることが出来るようになり、映画を見ながら笑い泣きということが多くなってきました。
寅次郎兄妹の銅像が浅草の名物として、日本人の心を国内外の人々に伝えられると良いですね。