ニュース深読み・・・小野文恵アナ

2010年末「土曜スタジオパーク」を卒業したNHK小野文恵アナが世の中に

あふれるニュースを様々な角度から眺め直す一風変わった

新番組「週間ニュース 深読み」(総合=土曜前8・45)のメインキャスターに

なりました。

「ニュースの担当は14年ぶり。本番に遅刻する悪夢を見るくらい相当追

い込まれている」とのことです。

番組の顔として活躍する「ためしてガッテン」は毎回、新番組のような緊張

感があるそうです。

「リハーサルから本番までの間に可能な限りの修正を加えていく。その緊

張感がすごい。番組作りとは、視聴者のために何ができるのかぎりぎりまで

考えること。それを教えられている」

今回は生放送のため、さらに重圧が加わります。

「今、この時間を楽しもうという姿勢が強く、絶対に空白がない。しゃべる人と

それを聞く人が一体になった方が絶対にその空間は面白いし、いい話も聞き

出せる」とのこと。

その意味で、人付き合いを嫌う最近の若者たちに不満がある。「もうちょっと

お互いに踏み込んで話をしてみたい。全然迷惑じゃないので、どんどん私の方

に踏み込んできてほしい」

土曜日の午後の顔から午前の顔になりました。ニュースがより身近なものに

なりそうですね。




サクラン

近年、石油化学系の環境蓄積材料からバイオマス由来の環境循環型材料への転換の

必要性が増しており、微生物から新規な天然高分子を抽出しこれに基づく機能性材料

又はその製剤を創製して有効利用することが望まれています。

このような中、2006年 北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科 金

子研究室の研究者らは、日本固有の食用藍藻であり、淡水性の光合成微生物スイゼン

ジノリ(水前寺海苔、学名:Aphanothece sacrum)が極めて大量の寒天状物質を細

胞外マトリックスに分泌することに注目し、スイゼンジノリからこの寒天状物質を抽出する

ことに成功しました。

その平均分子量は、天然由来材料としては史上最大の1600万にも達し、分子鎖長が

10μmを超える超巨大分子であることが確認されました。

さらに、構成単糖にこれまで存在が報告されていない硫酸化ムラミン酸を含むことから、

新規物質であることが判明し、スイゼンジノリの学名から”サクラン(Sacran)”と命名され

ました。


●サクランの物性

・ヒアルロン酸Naの10倍にも及ぶ高い保水力(生理食塩水比、純水では6倍)
・高粘性、チキソトロピー性を示す
・被膜形成力(バリア機能)
・低濃度で液晶性を示す



●吸水率測定

改良型ティーパック法による吸水実験の結果、他の多糖類と比べてはるかに高い吸水力

があることが確認されました。また0.9%のNaCl水溶液で同様の実験を行い、塩を添加して

も高い吸水力が維持されることが確認されました。

この結果から、サクランは様々な配合条件で、安定した保水力を発揮することが期待でき

ます。



●不凍水率測定

サクランの1%生理食塩水溶液(0.9%NaCl)を示差走査熱量計(DSC)により測定した結果、

他の多糖類に比べ、サクランは多くの水を不凍水として保持することが確認できました。

乾燥環境下でも、より多くの水分を安定して保持できます。


サクランの1%水溶液のせん断粘度を測定し、サクランが極めて高い静的粘性を示すことと、

せん断速度依存性を示すことが確認されました。これらの特徴的な粘度特性のために、

サクランは他の多糖類とは異なる素材感を与えます。

また、サクラン1%水溶液に0.9%のNaClを加え同様にせん断粘度を測定し、他の多糖類と比

較した結果、サクランの粘性は塩の存在により影響されにくいことが確認されました。


サクランの50ppm水溶液を乾燥させたものをAFMで観察することで、巨大分子が複雑に絡

み合い、網目構造を持つ膜が形成されることが確認されました。

またサクランは、水溶液中に塩が存在しても分子鎖が凝集せずに等質な棒状構造を保つ

ため、ナノレベルで均一な膜を安定して形成可能であることもAFM画像で確認されていま

す。

適正量のサクランを水溶液に配合することで、幾重にも重なった保護膜が形成され、ナノ

レベルで表面を平滑にコーティングします。


スイゼンジノリは、九州の阿蘇山系の伏流水のみで育ち、食することのできる非常に珍しい

藍藻です。江戸時代には、細川藩や秋月藩が幕府への献上しており、藩の財政を支えてい

たと言われております。

オランダの学者であるスリンガー氏により、その生育環境の素晴らしさから「聖なる」という

意味をもつ「Sacrum」という学名をつけられました。

サクランは、この素晴らしい水環境で育つスイゼンジノリが自らの細胞を守るために分泌す

ると考えられています。

アシックス フィールドウォーカー

健康のため、会社からの帰りに1駅前で電車を降りて、ウォーキングするようになってから

4年くらいになります。

どこが、どう良くなったというものはありませんが、身体が締まった、風邪を一切引いてない

という事実がありますので、悪くないことは確かだと思って継続しております。

それだけ歩いておりますと、靴底の減りも半端でなく、半年くらいで、底のゴムが磨耗して

その中の素材が見えてくることもざらでした。

これまで履いてきたウォーキングシューズがだめになったので、日本人の足に一番マッチ

すると言われているアシックスフィールドウォーカー トレイルウォーキングシューズ 

に年末交換しました。

表面は、人口皮革とゴアテックスで汗は外に出し、外部の水が通さないという優れもので

今までのものと変わらずフルシーズン使用できますが、

靴底の硬さが、グリップ力は変わらず、3倍の耐磨耗性、衝撃緩衝が最も高いT-GELを

かかと部に装着、ミッドソールの中足部を樹脂製のトラスで補強した構造で、運動時にね

じれが生じやすい中足部の剛性をアップし、フットワークの安定性が高いというものです。

足にぴったりとしたフィット感は素晴らしいです。

また、今までの靴紐が丸紐で、きつく縛っておいても、歩いている時にどうしてもゆるみが

出やすかったのですが、この靴は平紐でまったくゆるまないのもありがたいです。

また、写真を見て頂くとわかるように、デザインが素敵です。

色も私の好きなオリーブがありましたので、すぐ跳び付いてしまいました。






DNA

TBS『夢の扉』で林﨑先生の活動が紹介されました。

もしも、自分の身体が“肺がんになり易い”“肥満体質になり易い”ということが事前に

分かっていたらリスクを冒してまで無理をするでしょうか?

そんな、今まで病院で検査しなければ、分からなかったことが誰でも簡単な検査キット

で分かる時代が来ようとしています。

その検査キットを開発しているのが、理化学研究所の林﨑良英先生です。

林﨑先生はこれまで遺伝子研究の第一人者として活躍してきました。

ノーベル賞候補として注目をされた山中伸弥教授のiPS細胞の発見も林﨑先生の研

究が基礎になったのです。

では、林﨑先生の開発している検査キットとはいったいどんなものなのでしょうか。

それは、個人によって大きく違いが出る遺伝子レベルでの検査キットなのです。

これまで検査キットの開発を進めていく中で「ニコチンの発がん性」に関しての検査キ

ットの研究に取り組んでいる林﨑先生は、今「タミフルが効くインフルエンザなのか」を

判別できる検査キットの開発にも取り掛かっています。

そんな林﨑先生の活動が紹介されました。

ちょうど、村上和雄氏の著作生命の暗号、人生の暗号を読んだばかりだったので、

紹介された内容がすんなり入ってきたと共に、改めてDNAの不思議さを実感しました。














ハイブリッドスピーカー

堀昌司さんが社長を務める(株)FPSでは、街のあちこちで見かけるようになった

平面スピーカーを開発販売しております。

その能力は驚くべきものがあり、さらに身の周りのものをスピーカーに変えてしま

う魔法のような画期的なスピーカーを開発し、音に革命をおこしています。


◆平面スピーカー

一見、板にしか見えないスピーカー、その厚さわずか7㎜。従来のスピーカーに

比べ、重さは約5分の1、しかも驚くべき能力があります。その平面スピーカーは、

従来のスピーカーに比べ、遠く離れた場所に音をクリアに届ける事ができるとい

います。
従来のスピーカーは、音が振動する膜を通して広がり分散します。平面スピーカー

は、特殊な強い磁石により、音を直線的に遠くまで伝えることができるそうです。

平面スピーカーは既に駅のホームで利用されています。音が拡散しないため乗客

だけに音を伝える事ができるそうです。現在では17ヶ国で特許が認められ世界中

で認められているそうです。

◆ハイブリッド・スピーカー

貼りつけるだけであらゆるものがスピーカーに変身するといいます。

ベニヤ板でもプラスチックでも金属でもスピーカーに。そのしくみは、平面スピーカー

の原理を応用したもので、空気に振動を伝える膜の代わりに接触したもの自体を振

動させ音を出しているそうです。

これによりガラスのショーウィンドウが大型スピーカーにもなるそうです。

車のスピーカーにもこれを利用することでとして軽量化につながるそうです。

さらに、ハイブリッド車や電気自動車が静かだということでこの直線的なスピーカーが

実用化になるといいます。

ほかにも平面スピーカーが目の見えない不自由な方のために改札口に利用したいと

いう話もでてきているそうです。

音に革命を起こすこの技術、その可能性は無限に広がっているそうです。

何気なくどこにでもあったスピーカーですが、この画期的なスピーカーによって新たな

音の世界がいろいろ生まれそうです。

伊達直人

正月明けから、全国に善意の輪が広がっています。

最初に伊達直人を名乗る善意の男性がランドセルの寄付をしたのを

きっかけに、全国で伊達直人あるいはその他の名前で寄付する人が

どんどん出てきています。

殺伐とした日本の社会において、本当に久しぶりの日本人の心も

捨てたもんじゃないと清々しく感じるエピソードです。

伊達直人は梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画『タイガーマスク』

の主人公の名前です。

















味いちもんめ

テレビ朝日新春ドラマスペシャル『味いちもんめ』を観ました。

15年前に放送されたテレビドラマのスペシャル版ですが、同じ出演者

の過去の場面もからめながら成長した姿が描かれており、楽しめました。

主人公が倒産することの決まった京都の料亭で出す料理の最後の

メニューのお菓子がゴマを使った炭火を模したものでした。

これを見た時、今日から始まるNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』

の江が最後に嫁ぐ徳川秀忠が大奥の女中のお静に生ませた

会津の名君であり、徳川家光、家綱の補佐役 保科正之の

炭火に希望を見出したエピソードを思い出した人も多いのではないでしょうか。











お気に入り

2008年の暮れに購入し、通勤時にずっと使い続けているショルダーバッグが

あります。

メーカーはスイスのヴィクトリノックス社で素材は防弾チョッキなどに使用する

ものを使っておりますが、黒をベースにしたデザインにも関わらず、ちょっとした

ところに赤をアクセントとして使い、おしゃれなものです。



デザインと機能性はいうまでもないのですが、これまで使用したどんなバッグよりも

素晴らしいと感じたのは、アフターサービスです。

1年半くらい使ったときにショルダーストラップの金具が壊れ保証書をみたところ

通常の使用の場合、製品の耐用期間中は無償で修理または、交換となっている

ではありませんか。

早速、取り扱い元のビクトリノックス・ジャパンに連絡し、ストラップを送ったところ

修理できる状態ではないので、新品のストラップを送るとのことで、幾日もしない

うちに届けられ、今も使用し続けています。

大概、保証期間は1年であったり、保証期間を過ぎている場合、法外な修理代を

提示されて、買い換えたほうが良いという場合が多いのですが、この会社の対応は

お気に入りのバッグだっただけにとてもうれしかったです。

日本のメーカーもこういったアフターサービスを見習って欲しいものです。









赤い指

大好きな、阿部 寛さんの『新参者』の続編を

TBSが、2011/1/3(月)21時から、東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画

「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」と題して放送します。

【スタッフ】
脚本・櫻井武晴、牧野圭祐
演出・土井裕泰
企画・那須田淳
プロデューサー・伊與田英徳
製作・著作・TBS

【キャスト】
加賀恭一郎・阿部 寛・・・練馬西署刑事
青山亜美・黒木メイサ・・・新人事件記者
松宮脩平・溝端淳平・・・本庁捜査一課刑事
小林主任・松重豊・・・本庁捜査一課刑事

加賀隆正・山﨑努・・・恭一郎の父、脩平の伯父
金森登紀子・田中麗奈・・・隆正の担当看護師

前原昭夫・杉本哲太・・・会社員
前原八重子・西田尚美・・・昭夫の妻、パートタイマー
前原直巳・泉澤祐希・・・昭夫と八重子の息子、中学3年生
前原政恵・佐々木すみ江・・・昭夫の母
田島春美・富田靖子・・・昭夫の妹

春日井優菜・石井香帆・・・事件の被害者
春日井忠彦・滝藤賢一・・・優菜の父
春日井奈津子・飯沼千恵子・・・優菜の母


【ドラマのあらすじ】

これは、加賀恭一郎が人形町に赴任する、約2年前のお話。

闘病生活を送る加賀恭一郎の父・加賀隆正の元へ、松宮脩平が見舞いに

訪れていた。

捜査一課に配属になったばかりの甥から、近況を聞き出す隆正。

そんな隆正の束の間の楽しみと言えば、担当看護師・登紀子との将棋であった。

松宮が足繁く病院に通う一方で、実の息子である恭一郎は、一向に隆正を見舞

おうとはしない。

そんな従兄弟の姿に、松宮は不信感を覚えていた。

とある日の夜のこと。

仕事中のサラリーマン・前原昭夫は、今日も自宅に帰るのを躊躇っていた。

家に帰れば痴呆症の母親・政恵と、何時からか口も

聞かなくなってしまった家族がいる。

そんな事実が、昭夫の心に重くのしかかっていた。

と、そこへ、普段なら電話を掛けて来る筈もない妻・八重子からの着信が。

電話に出ると、八重子は何時になく取り乱しており、「とにかく帰ってきて欲しい」と

言う。

嫌な予感を胸に抱きながら、自宅へ戻った昭夫が庭で目にしたものとは――見知

らぬ少女の遺体だった。

状況を掴めぬまま八重子を問い詰めると、どうやら少女の死に息子・直巳が関わっ

ていると言う。

この事件を担当することになった加賀と松宮は、コンビを組むことに。

八重子に背中を押され、家族を守るために昭夫がとった行動とは。

『家族』とは何なのか。

平凡な家庭に起こった悲劇を通じてみえてくるものとは。

事件の謎の解明と恭一郎が父親と距離をおく理由が明かされる終盤は秀逸。